平成17年 9月定例会 箕輪町議会定例会会議録1.招集年月日 平成17年9月6日 午前9時00分2.招集場所 箕 輪 町 役 場3.会議を行った場所 箕輪町役場議場4.開会、閉会日時 ┌───┬──────────────────────┬───┬───────┐ │開 会│ 平成17年 9月 6日 午前 9時00分 │議 長│ 上嶋 貞一 │ ├───┼──────────────────────┼───┼───────┤ │散 会│ 平成17年 9月 6日 午後 5時00分 │議 長│ 上嶋 貞一 │ └───┴──────────────────────┴───┴───────┘5.出席並びに欠席議員 出席議員 16人 欠席議員 1人 ┌──┬───────────┬───┬──┬───────────┬───
┐ │議席│ │出 席│議席│ │出 席│ │ │ 氏 名 │欠 席│ │ 氏 名 │欠
席│ │番号│ │の 別
│番号│ │の 別│ ├──┼───────────┼───┼──┼───────────┼───┤ │ 1 │ 松 崎 久 司 │出 席│10│ 藤 田 英 文 │出 席│ ├──┼───────────┼───┼──┼───────────┼───┤ │ 2 │ 桑 澤 幸 好 │ 〃 │11│ 関 善 一 │ 〃 │ ├──┼───────────┼───┼──┼───────────┼───┤ │ 3 │ 唐 沢 荘 介 │ 〃 │12│ 浦 野 政 男 │ 〃 │ ├──┼───────────┼───┼──┼───────────┼───┤ │ 4 │ 丸 山 善 弘 │ 〃 │13│ 岡 文 子 │欠 席│ ├──┼───────────┼───┼──┼───────────┼───┤ │ 5 │ 平 出 政 敏 │ 〃 │14│ 向 山 章 │出 席│ ├──┼───────────┼───┼──┼───────────┼───┤ │ 6 │ 日 野 和 司 │ 〃 │15│ 柴 財 埜 │ 〃 │ ├──┼───────────┼───┼──┼───────────┼───┤ │ 7 │ 三 井 清 史 │ 〃 │16│ 寺 平 秀 行 │ 〃 │ ├──┼───────────┼───┼──┼───────────┼───┤ │ 8 │ 三 澤 興 宣 │ 〃 │17│ 春 日 巌 │ 〃 │ ├──┼───────────┼───┼──┼───────────┼───┤ │ 9 │ 欠 番 │ │18│ 上 嶋 貞 一 │ 〃 │ └──┴───────────┴───┴──┴───────────┴───┘6.職務のため議場に出席した事務職員の職氏名 ┌──────┬───────────┬──────┬───────────
┐ │事務局長 │ 北 原 英
忠 │書記 │ 唐 沢 秀 明 │ └──────┴───────────┴──────┴───────────┘7.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 ┌──────┬───────────┬──────┬───────────┐ │町長 │ 平 澤 豊 満
│教育長 │ 小 林 通 昭 │ ├──────┼───────────┼──────┼───────────┤ │助役 │ 桑 澤 昭 一
│教育課長 │ 小 池喜志 子 │ ├──────┼───────────┼──────┼───────────┤ │助役 │ 永 岡 文 武 │生涯学習課長│ 平 井 克 則 │ ├──────┼───────────┼──────┼───────────
┤ │総務課長 │ 小出嶋 文 雄
│収納対策室長│ 藤 沢 公 明 │ ├──────┼───────────┼──────┼───────────
┤ │税務財政課長│ 唐 沢 宏
光 │建設水道課専│ 征 矢 敏 雄
│ │ │ │門課長建設事│ │ │ │ │業技術担当 │ │ ├──────┼───────────┼──────┼───────────
┤ │住民環境課長│ 竹 村
優 │教育委員長 │ 井 内 吉 彦 │ ├──────┼───────────┼──────┼───────────
┤ │保健福祉課長│ 木 村 英 雄 │代表監査委員│ 山 口 武 勇 │ ├──────┼───────────┼──────┼───────────
┤ │産業振興課長│ 柴 恒
年 │ │ │ ├──────┼───────────┼──────┼───────────
┤ │建設水道課長│ 大 槻 長
│ │ │ ├──────┼───────────┼──────┼───────────┤ │会計課長 │ 川 上 敏
夫 │ │ │ ├──────┼───────────┼──────┼───────────┤ │消防室長 │ 福 島 朝 雄 │ │ │ └──────┴───────────┴──────┴───────────┘8.会議事件及び議事日程 平成17年9月箕輪町議会定例会 議 事 日 程 (第1号) 平成17年9月6日 午前9時開会第 1 会議録署名議員の指名第 2 会期の決定第 3 諸般の報告第 4 議案第 1 号 平成16年度箕輪町一般会計歳入歳出決算認定について第 5 議案第 2 号 平成16年度箕輪町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について第 6 議案第 3 号 平成16年度箕輪町
老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について第 7 議案第 4 号 平成16年度箕輪町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について第 8 議案第 5 号 平成16年度箕輪町
農業集落排水処理施設特別会計歳入歳出決算認定について第 9 議案第 6 号 平成16年度箕輪町
公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について第10 議案第 7 号 平成16年度箕輪町水道事業会計決算認定について第11 議案第 8 号 箕輪町長期継続契約に関する条例制定について第12 議案第 9 号 箕輪町公の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例制定について第13 議案第10号 箕輪町
中学生海外研修やまと基金条例制定について第14 議案第11号 箕輪町個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について第15 議案第12号 箕輪町住民基本台帳カード利用条例の一部を改正する条例制定について第16 議案第13号 箕輪町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定について第17 議案第14号 平成17年度箕輪町一般会計補正予算(第3号)第18 議案第15号 平成17年度箕輪町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)第19 議案第16号 平成17年度箕輪町
老人保健医療特別会計補正予算(第1号)第20 議案第17号 平成17年度箕輪町介護保険特別会計補正予算(第1号)第21 議案第18号 平成17年度箕輪町
農業集落排水処理施設特別会計補正予算(第2号)第22 議案第19号 平成17年度箕輪町
公共下水道特別会計補正予算(第2号)第23 議案第20号 平成17年度箕輪町水道事業会計補正予算(第2号)第24 議案第21号 箕輪町区域の伊那市道路線認定の承諾について第25 議案第22号
南信地域町村交通災害共済事務組合を組織する町村数の減少及び組合規約の変更について第26 議案第23号 長野県町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び組合規約の変更について第27 報告第 1 号 箕輪町土地開発公社の経営状況について第28 報告第 2 号 株式会社みのわ振興公社の経営状況について第29 陳情 ・ 請願 別紙文書表のとおり 平成17年9月
箕輪町議会定例会会期日程┌──┬──────┬──┬────┬───┬──────────┬───────┐│日次│ 月 日 │曜日│会議時間│会 議│ 議 事 │ 備 考 │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│ 1│ 9月6日 │ 火 │午前9時│本会議│開会
│ ││ │ │ │ │ │会議録署名議員の
指名│ ││ │ │ │ │ │会期決定 │ ││ │ │ │ │ │議案上程 │ ││ │ │ │ │ │提案説明 │ ││ │ │ │ │ │議案委員会への付託 │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│ 2│ 9月7日 │ 水 │ │休
会│ │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│ 3│ 9月8日 │ 木 │ │休
会│ │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│ 4│ 9月9日 │ 金 │ │休
会│ │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│ 5│ 9月10日 │ 土 │ │休
会│ │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│ 6│ 9月11日 │ 日 │ │休
会│ │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│ 7│ 9月12日 │ 月 │ │休
会│ │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│ 8│ 9月13日 │ 火 │午前9時│本会議│一般質問 │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│ 9│ 9月14日 │ 水 │午前9時│本会議│一般質問 │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│10│ 9月15日 │ 木 │午前9時│委員会│各
常任委員会審査 │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│11│ 9月16日 │ 金 │午前9時│委員会│各
常任委員会審査 │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│12│ 9月17日 │ 土 │ │休
会│ │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│13│ 9月18日 │ 日 │ │休
会│ │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│14│ 9月19日 │ 月 │ │休
会│ │ │├──┼──────┼──┼────┼───┼──────────┼───────┤│15│ 9月20日 │ 火 │午前9時│本会議│委員長報告
│ ││ │ │ │ │ │質疑 │ ││ │ │ │ │ │討論 │ ││ │ │ │ │ │採決 │ ││ │ │ │ │ │閉会 │ ││ │ │ │ │ │終了後
全員協議会│ │└──┴──────┴──┴────┴───┴──────────┴───────┘※ 一般質問通告書は9月7日正午までに議長(議会事務局)に提出してください。 議事のてんまつ
◎事務局長(北原英忠) 開会前のあいさつを取り交わしたいと存じます。御起立をお願いいたします。〔一同起立〕おはようございます。〔一同「おはようございます。」〕御着席を願います。〔一同着席〕 午前9時00分 開会
○議長(上嶋貞一) それでは、町長部局より資料の訂正の申し出がありましたので、お願いいたします。税務財政課長。
◎税務財政課長(唐沢宏光) 恐れ入りますが、議案書に添付の資料の一部訂正をお願いをしたいと思います。 まず、一般会計並びに各特別会計決算書の添付資料であります地方自治法第233条第5項の規定に基づき、主要な施策の成果の報告書でございますが、3ページをお開きください。ここに一般会計の長期債の現在高を示してあるわけですが、その右側の欄、「借入先別現在高」の表がありますが、その2行目、借入先の右の欄に「平成15年度末」というふうに記載をしてございますが、平成16年度末でございますので、「16」に御訂正をいただきたいと思います。 それから、もう1点は同じ表でありますけれども、監査委員さんの監査意見書がございますが、これの一番最後のページをお願いをしたいと思います。監査委員さんの意見書でございますが、これもいまと同じ表が添付をされておりまして、同じところ、「借入先別現在高」の右の欄、「平成15年度末」を「平成16年度末」に御訂正をいただきたいと思います。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(上嶋貞一) 会議に先立ちまして、私の方から一言お願いをいたします。 本定例会は、平成16年度の一般会計の決算認定のほか、6件の特別会計の決算認定が提案されておりまして、一般的には「決算議会」とも言われております。この決算の審査・認定につきましては、議会が議決した予算が適正に執行されたかどうかを審査するとともに、その行政効果を評価する極めて重要なものであります。また、審査の結果は後年度の予算編成や行政執行に反映させ、財政運営の一層の健全化・適正化に役立たせるものとされております。決算審査は、ややもすれば執行済みのものとして、ただ単に認定して終わりになる傾向もありますけれども、決算審査の重要性を再認識していただきまして、議員の皆様方の活発な論議・審査をお願いいたします。以上であります。 それでは、13番 岡文子議員から欠席の届けが出されています。 ただいまの出席議員は、16人であります。 これから、平成17年箕輪町議会9月定例会を開会いたします。本日の会議を開きます。 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議記録署名議員に、10番 藤田英文議員、11番 関善一議員の両議員を指名いたします。 日程第2 会期の決定を議題といたします。 今定例会の議会運営につきましては、去る8月29日に箕輪町議会議会運営委員会を開催し、協議をいたしました結果、議会運営委員会としては会期を本日9月6日から9月20日までの15日間とすることにいたしました。 お諮りいたします。 本定例会の会期を、本日から9月20日までの15日間とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(上嶋貞一) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は、本日から9月20日までの15日間と決定いたしました。 会期日程について、事務局長から説明いたします。事務局長。
◎事務局長(北原英忠) 会期日程説明。
○議長(上嶋貞一) 日程第3 諸般の報告を行います。 お手元に諸般の報告書をお配りしてありますが、今回は6月1日から8月末日までの上伊那広域連合議会あるいは一部事務組合の議会の状況等につきましての報告でありますので、御覧をいただきたいと思います。 日程第4 議案第1号 平成16年度箕輪町一般会計歳入歳出決算認定について 日程第5 議案第2号 平成16年度箕輪町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について 日程第6 議案第3号 平成16年度箕輪町
老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について 日程第7 議案第4号 平成16年度箕輪町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について 日程第8 議案第5号 平成16年度箕輪町
農業集落排水処理施設特別会計歳入歳出決算認定について 日程第9 議案第6号 平成16年度箕輪町
公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について 日程第10 議案第7号 平成16年度箕輪町水道事業会計決算認定について以上、7議案を一括して議題といたします。 事務局長に議案を朗読させます。 なお、議案の朗読は件名のみといたします。事務局長。
◎事務局長(北原英忠) 議案朗読。
○議長(上嶋貞一) 提出者の説明を求めます。町長。
◎町長(平澤豊満) それでは、議案第1号から議案第7号までの、平成16年度箕輪町一般会計及び各特別会計並びに水道事業会計の決算認定議案につきまして、一括して提案理由の説明を申し上げます。 なお、金額の単位は万円、あるいは千円単位で申し上げますので、よろしくお願いします。 はじめに、平成16年度の決算を提案するに当たりまして、町議会並びに町民の皆さんの御理解と御支援をいただく中で、三位一体の改革初年度としての平成16年度でありましたが、箕輪町の自立を目指すまちづくり元年として、初の枠配分方式による予算編成を行い、限られた財源の中で福祉、教育、環境面、商工業の発展など重点施策に配分し、「選択と集中」により、町民益実現のため諸施策を展開してきたところでございます。16年度の重点実施施策は、概ね次のとおりでございます。 1つとして、各地域の活性化事業を支援する地域総合活性化事業交付金の創設、アダプトシステムのモデル地区指定、第4次振興計画の策定、地域福祉計画、障害者プラン、
次世代育成支援対策行動計画策定に着手、健康診断の各地区巡回と休日検診の実施、町内全保育園での運動プログラムの展開、エコアクション21への取り組み、行政経営計画、職員人材育成基本計画・基本方針の策定など、数多くの事業や施策を進めてまいることができましたことに対し、最初に厚く御礼を申し上げるものでございます。 それでは、順次各会計ごと概要につきまして御説明申し上げます。 議案第1号 平成16年度箕輪町一般会計歳入歳出決算認定について申し上げます。 はじめに、決算の概要でありますが、歳入の総額は99億346万円となり、前年度対比では4億7,259万6,000円、率にして5.0%の増収となりました。また、歳出の総額は94億6,754万2,000円となり、前年度対比では5億1,092万7,000円、率にして5.7%の増額となりました。これに伴い、歳入歳出差引残額は4億3,591万8,000円となりましたが、翌年度へ繰り越すべき財源として繰越明許費繰越額が5,366万2,000円、及び事故繰越繰越額が666万8,000円ありますので、実質収支額は3億7,558万8,000円となりました。 歳入の主な概要を申し上げます。 町税の収入済額は、30億9,342万9,000円で、歳入総額に占める割合は31.2%であり、前年度比では1億4,091万3,000円、4.8%の増収となりました。これは個人町民税がほぼ前年度と同額の状況の中で、一部企業の収益改善に伴い、法人町民税が前年度に比べ9,830万5,000円の増収となったことが主な原因であります。なお、固定資産税、軽自動車税、町たばこ税についても前年度に比べ増収を確保できましたが、入湯税につきましてはみのわ温泉入湯者の減により、昨年に比べ170万円ほど減額となりました。地方譲与税は三位一体改革の一環として創設された所得譲与税4,295万円の増など、前年度対比35.6%増の2億45万3,000円、利子割交付金は前年対比2.7%増の3,112万4,000円、配当割交付金及び株式等譲渡所得割交付金は新たに創設されたものであり、それぞれ364万6,000円と424万8,000円が交付されました。地方消費税交付金は、前年度対比11.2%増の3億1,189万4,000円、自動車取得税交付金は、前年度対比6.3%増の6,857万円が交付されました。地方特別交付金は、地方税の恒久的減税に伴う減税の一部を補てんするため交付されるものでありますが、前年度対比10.4%増の1億854万9,000円の交付となりました。地方交付税は21億1,393万6,000円で、率にして0.5%の減となり、歳入総額に占める割合は21.4%であります。分担金及び負担金は2億6,324万9,000円、率にして2.2%の減となりましたが、これは道路整備事業や保育園広域入所が前年を下回ったことによるものであります。国庫支出金は2億6,563万5,000円となり、前年度対比1億829万1,000円、29%の減となりました。これは
地域イントラネット整備事業の完了による減のほか、保育園運営費負担金の減によるものであります。また、県支出金につきましては2億3,457万7,000円となり、前年度対比1億1,808万6,000円、33.5%の減となりましたが、これは
介護予防拠点施設げんきセンター整備事業の完了による減と、国庫支出金と同様、保育園運営費負担金の減によるものであります。財産収入は3,701万6,000円で、前年度対比210.2%の増となりました。これは2,306万円の大原公園墓地の貸付収入のほか、みのわ振興公社株式配当金収入があったことによるものであります。繰入金は5億829万円であり、前年度対比8,383万6,000円、16.9%の増となりました。内容は財政調整基金、減債基金、生涯学習まちづくり基金、みのわ温泉関連施設整備基金、中学生海外研修米山基金及び土地開発基金の取崩し等であります。特に、財政調整基金からの繰り入れは1億9,000万円でありますが、前年度対比9,000万円の減であります。また、土地開発基金からの2億円の繰り入れがなされましたが、土地開発基金条例の改正によって、基金の額を2億円減額したことによるものであります。繰越金は4億7,424万9,000円であり、諸収入は6億7,714万7,000円で、前年度対比1,636万8,000円の減となりましたが、これは
消防団拠点施設整備事業地元負担金及びごみ処理有料化手数料の減が主なものであります。町債は13億6,780万円であり、減税補てん債の借換債4億2,590万円のほか、臨時財政対策債の4億870万円などが主なものであります。 以上、歳入の主なるものにつきまして申し上げました。 なお、17年度に繰り越される未納金は、町税では昨年とほぼ同額の2億2,858万円にとどめることができ、保育料や住宅使用料等を含めた一般会計の全体では前年度対比1.7%増の2億4,652万円余、各特別会計等を含めた総額では対前年度比1,526万円、2.6%増の5億9,448万9,000円となりました。これは昨年度の15%増といった激増傾向に一定の歯止めがかかったものと評価できますが、依然として景気低迷の影響が現れているものと見られます。厳しい財政状況の中で、歳入の確保、未納金の縮減は重要かつ喫緊の課題でありますので、昨年10月に設置しました収納対策室を中心として、各関係課で構成する町税等未収金対策会議で確認された具体的な取り組みとして、年末、年度末、出納整理期間における滞納整理を全庁態勢で取り組んでまいりました。今後も町の皆様方に御負担いただきます税等の適正、公平、平等の原則に従い、なお一層の収納率向上と未納金縮減に取り組んでまいります。 次に、歳出について概要を説明申し上げます。 平成16年度は、三位一体の改革初年度でありました。御承知のような厳しい財政状況を踏まえ、町の皆様方からの要望や、将来を見越して対処しなければならない事業につきましては、優先順位を見極めながら5分野の重点施策を掲げて、自立を目指すまちづくり元年として町民総参加による精神的な豊かさを追求した、活気あふれ、安心して生活できる新しいまちづくりを図ってまいりました。 まず、1つ目の「住民参加型のまちづくり」につきましては、各地域の活性化事業をサポートする、地域総合活性化交付金事業を創設し、各区に合計1,901万8,000円を交付いたしました。町民の皆さんから公募等により「みのわビジョン21」として約140名の皆さんに参画していただき、町民3,000人を対象とした町民意識調査、町政懇談会等を実施し、町民の視点や要望を最大限反映した箕輪町第4次振興計画を策定いたしました。また、アダプトシステムモデル地区として町道6号線、松島仲町、日の出常会と、松島区及び箕輪町との間に昨年11月17日に協定が結ばれ、清掃など道路環境のソフト面での活動を実施していただいております。県との間で本年7月に結ばれました竜東線の北小河内地区のように、今後さらに町内全域に広がっていくことを期待するものであります。 次に2つ目の、「ぬくもりが感じられるまちづくり」につきまして申し上げます。健康で心豊かに安心して生活でき、活力ある箕輪町を実現するため、健康な人も、何らかの障害を持った人も、幼児、青少年、中高齢者、すべてが安心して生活していくために、箕輪町の福祉レベルを近隣市町村等から見てイコール・オア・ベターになるよう諸施策を展開してまいりました。具体的には障害者、乳幼児などの医療の所得制限の撤廃、入院時の食事療養費の支給など、引き続き町単独で実施してまいりました。また、子育てに当たり安心して医療が受けられるよう、乳幼児医療費給付年齢を町単独で就学前まで引き上げております。福祉医療費の県事業分給付金は6,731万8,000円となり、乳幼児医療給付金で比較すると県下町村で2番目に多い給付状況でありました。また、町独自で上乗せ給付金は2,885万3,000円となっております。前年対比18.5%、451万円の増でありました。県下でも先進の取り組みであり、町民から好評をいただいているところでございます。今後も引き続き継続してまいりたいと思っております。 次に、社会福祉法に規定された地域福祉計画の策定は、6月に職員による地域福祉計画策定検討委員会を立ち上げ、策定に向けて具体的に調査・検討をいたしました。7月から8月にかけて住民2,000人を対象としたアンケートの実施をし、さらに福祉団体からのアンケートを実施いたしました。10月には地域福祉フォーラムを開催し、講演では自らも障害をお持ちの喬木村在住の宮脇学さんから「障害は個性である」というメッセージをいただきました。1月から3月にかけて公募による参加者を交えてワーキンググループを設置し、現状の課題、目指す姿とその方策など、ワークショップにより御意見・御提案をいただきました。平成17年度策定に向けての足がかりをつくったところでございます。 次に、高齢者が寝たきり状況にならないための施策として、全国75市区町村とともに介護予防モデル地域の指定を受け、筋力トレーニングと口腔ケアのそれぞれの事業を実施し、評価結果を国に報告しました。今後、介護保健事業に取り入れられていくことになると思います。4月に開所いたしましたげんきセンターは、3,620人の利用者がありました。 次に、障害者福祉については、10月に上伊那圏域で設置しました障害者総合支援センターの活用状況は、年度末までの6カ月間で町から59人が登録し、相談・就業支援・保健福祉サービスの支援を実施してまいりました。障害者の自立と社会参加を促進するため、平成15年4月に発足した障害者支援費制度について、制度の普及・指導に努めた結果、本年度実績は居宅生活支援事業費1,762万1,000円で、前年度比85%の増額となりました。また、施設訓練等支援事業費は1億1,300万2,000円で、前年比11%の増額となりました。その他、保育園、共同作業の家、母子通園訓練施設「若草園」の運営、各種負担金の交付等を実施してまいりました。なお、保育園児1人当たりの町単独援助は1カ月約3万6,000円となりました。 巡回バス運行委託事業につきましては、町の直営バス2台による4コースの運行を行い、小回り、利便性等、地域住民の足としての「みのちゃんバス」を、町の皆様が利用しやすいよう改善してまいりました。 次に、3つ目の「町民一人ひとりが健康で生き生きとしたまちづくり」につきましては、町の皆さんが健康で心豊かに安心して生活できる健康づくり事業、母子保健事業、老人保健事業、検診事業などを実施いたしました。各事業につきましては、町民の皆さんの多岐にわたるニーズにきめ細かく対応するよう創意工夫を凝らし、実施してまいりました。検診事業では、町の皆さん一人ひとりが自己の選択に基づいて健康を実現できるよう、休日検診や町内5地区での巡回検診を実施いたしました。また、従来1日でありました「町民のつどい」を、町の皆さんが健康への意識の高揚と健康づくりへの関心を高めていただくことを目的に、健康づくり推進週間を設定いたしました。この期間中には街角相談、講演会、健康ウォーキング教室等多くのイベントを開催し、多くの町民の皆さんに参加していただきました。 環境の面では循環型社会の構築と、人と自然が共生する社会のあり方を目指し、諸政策を展開してまいりました。具体的には、まず生ごみの減量と資源化を目的にごみの有料化を始めましたが、有料化は定着したものの、可燃ごみで4.7%、不燃ごみで33.7%の増量となり、今後なお一層の減量化対策が必至となっている状況でございます。また、不法投棄等が後を絶たず、町ぐるみ、地域ぐるみでの撲滅に向けた対策の強化を図ってまいりました。 次に、箕輪町新エネルギービジョンを策定し、箕輪町にある利用可能な新エネルギー、二酸化炭素削減への貢献度、導入可能な新エネルギーについての検討と、未来につなげる環境づくりとして、エコアクション21の認定取得に向けた取り組みを行ってまいりました。 次に、4つ目の「国際化情報社会に通用する人材を育てるまちづくり」につきましては、次代を担う子どもたちが体を使った遊びを通じて基礎運動を学び、心身の健康を図りながら集中力のある我慢強い子を育てていくため、松本短期大学の柳沢教授の御指導をいただきながら、柳沢運動プログラムを箕輪町運動遊びとして町内全保育園で実施いたしました。学校教育においては21世紀の人材育成諸施策の推進と、教育環境の整備・充実を図るべく、さらに諸施策を充実して展開してまいりました。国際感覚豊かな子どもたちを育てる施策として、小学校に配置している国際交流員を2人体制とし、各クラスの英語学習時間数を増やしました。国際交流員と接する時間が増え、学習内容も充実してきていることから、児童の目や心は着実に世界を見始めたものと評価をしております。 学校給食に地元で育てた安心で安全な食材を活用する地産地消、これと郷土の食文化を次世代につなげていくための取り組みを、生産者と学校給食栄養士が一緒になって研究・実践を行いました。地産地消につきましては、学校の要望に応えられる供給体制の整備を引き続き行い、学校の意向に沿えるよう推進してまいりたいと思います。また、北小学校においては老朽化した給食室の建替えを行い、これにあわせて給食調理業務を民間委託としました。本町においてははじめてのことであり、懸念する声もありましたが、試行期間を経て順調に運営されています。 電子自治体構築と地域情報化推進のため、町ホームページのリニューアルを行ったほか、引き続き住民からの相談に乗るITヘルプデスク事業などを実施してまいりました。 次に、5つ目の「産業振興を目指すまちづくり」についてでありますが、町の基盤を支える産業の発展は箕輪町の発展・活性化につながるとの観点から、引き続き諸施策を展開してまいりました。具体的には、農業につきましては地域営農組合を中心に安全な食糧の生産、地産地消と自給率の向上、遊休荒廃農地の有効利用、農業環境の維持等を図るため、遊休荒廃農地の有効利用に向け、農地所有者にアンケート調査を実施し、位置図を作成いたしました。引き続き地域営農組合などの協力を得ながら、農地の斡旋や管理の受委託組織の育成を目指すとともに、今後は随時農地パトロールを実施し、管理・指導を行ってまいります。 学校給食の地産地消の推進については、17年度から地元産のお米の使用が実現いたします。また、野菜などの食材については営業組合などの協力の下、品目・納入量とも順次増えつつありますので、今後はさらに牛乳など品目の拡大に努めていく必要があると思っております。減農薬を推進し、安全・安心の農作物の生産を行う一環として環境保全型農業補助金を交付してきましたが、今後も有機農業の推進とあわせ、減農薬、減化学肥料などのエコ農業を目指してまいります。 中山間地域の適切な農業生産活動等が継続され、耕作放棄地の発生防止、多面的機能の確保を図るため、中山間地域農業直接支払交付金を交付してまいりました。畜産業の環境整備のため、堆肥舎、尿溜め等の設置者に対し、前年度から引き続き補助金の交付をしてまいりましたが、計画されていたもののすべての完成を実現できました。今後は直散布等を行っている農家の解消を図るとともに、堆肥を利用した有機農業をなお一層推進してまいりたいと思っております。 西部地域の農業用水利、畑地かんがい施設の持つ多面的機能の役割の一環として、防火用水として地域に役立たせるため、富田地区に防火水槽を設置いたしました。また、森林の持つ公益的機能の増進と資源の高度化のため、間伐等の森林整備実施者に対し、森林整備地域活動支援交付金等を交付してまいりました。 商工業の振興につきましては、町の基盤を支える大きな柱である製造業等の発展のため、製造業を行う事業者が町内に新たに工場や機械装置などの設備投資を行った場合、初年度の固定資産税相当額を補助する工場等設置事業補助金や、商工業振興資金貸付金制度に基づく利子及び保証料補助などの各種補助金を交付いたしてまいりました。今後、町内への優良企業誘致を積極的に進めるため、他市町村との差別化をピーアールできる制度の検討を進めてまいりたいと思っております。 中心市街地の活性化のため、中心市街地活性化基本計画に基づき、箕輪町商工会を具体的な事業をするための組織、TMOに認定いたしました。今後商工会で設置したTMOの実動部隊「みのわTMOネットワーク2004」と連携し、中心市街地の活性化を図るための対策を検討していくこととなります。その他、地域の活性化と町民の絆を深めることを目的とした「みのわ祭り」を花火大会と一体化して行うため、会場を国道153号松島バイパスに移して実施いたしました。 以上、5つの重点施策のほか、道路網の整備としましては、主要地方道伊那箕輪線、大出・沢地区の1.5㎞が平成12年の事業採択から事業の推進に取り組み、平成17年3月に箕輪地区が全線供用開始となりました。 町内の道路整備につきましては、町道6号線は国道153号線までの大島地区について開通を目指して、道路改良工事、一部用地確保に取り組んでおります。バイパス4車線化に伴う町道6号線橋場地区については、生活道路として整備が完了いたしました。 下水道整備につきましては、町の健全財政を堅持しつつ、平成21年度全町下水道整備に向けて事業推進を図ってまいりました。また、各区からの要望の多い生活関連道水路網整備や、快適環境と安心で住み良いまちづくりのため、環境整備に努めてまいりましたところでございます。 従来の行政改革大綱を抜本的に見直し、自立した新しい形のまちをつくるための行財政改革の計画という側面も付け加えた内容の行政経営計画及び分権時代に対応できる人材育成の一層の充実強化を図るため、箕輪町職員の人材育成マスタープランである箕輪町職員人材育成基本方針の策定を行ってまいりました。 生涯学習、社会体育、文化関係では、まなびピア箕輪2004や、南こうせつコンサートなどを開催して、芸術文化の薫り高いまちに向け、諸施策を推進してまいりました。また、各種スポーツ教室などを開催して、生涯スポーツの振興とその環境づくりを進めてまいりました。その他、図書館の蔵書の充実を行うとともに、郷土博物館では文化財の保護など、諸施策を展開してまいりました。 地震等災害対策として、平成15年度からの繰越事業でありました地域の危険性の総合的把握のため、箕輪町防災アセスメント調査を実施いたしたところでございます。 その他、箕輪町発足50周年記念事業を計画し、その最初の事業として平成17年元旦にカウントダウンイベントを実施し、また地域間交流、国際交流の事業として、浜松市庄内地区との交流に関連して浜松市で開催された浜名湖花博に町の庭園を出展してまいりました。 以上、歳出につきまして説明申し上げましたが、支出済額の合計は94億6,754万2,000円となり、予算現額に対する執行割合は94.1%でありますが、支出済額に翌年度繰越額2億2,962万円を合わせますと、予算現額に対する執行割合は96.4%となります。 決算書では不用額と表示されております、いわゆる予算残額は3億6,655万8,000円でありました。この大きなものは繰出金の不用額であり、農業集落排水処理施設特別会計及び公共下水道特別会計の事業確定に伴う不用額9,865万5,000円、国民健康保険特別会計及び介護保険特別会計の事業確定に伴う不用額1,267万8,000円であります。職員人件費では3,286万4,000円、負担金、補助及び交付金では2,617万7,000円で、主なものは羽場下井県営事業負担金の確定による不用額654万7,000円のほか、地域活性化交付金、農業経営基盤強化資金利子補給など、各種事業確定によるものであります。委託料では1,852万2,000円で、主なものは保育園広域入所者減による不用額333万円、道路除雪事業委託料ほか、道路環境等調査業務委託料など、入札差金及び事業量確定によるものでございます。 なお、財政運営に当たっては、事務事業の効率的な執行を念頭に置き、選択と集中の一方で、経常経費の削減に努めてまいりました。前段で申し上げましたように、職員の人件費と臨時職員給与・賃金合わせて約4,000万円の節減ができ、不用額とすることができております。 以上が一般会計決算の概要でありますが、箕輪町の財政関係指数について申し上げますと、まず経常収支比率は74.8%で、前年度に比べ2.4%高くなり、財政構造の弾力性がやや硬直化の傾向にあると言えます。3カ年平均で算出される財政力指数は0.615となり、前年度に比べ0.033ポイント下がりました。起債制限比率は9.4%で、前年度に比べ0.6%上がってまいりました。こうした中で景気は緩やかに回復しているとの見方もされているものの、依然として厳しい今日の経済情勢や、進行中でもある三位一体改革の行方などを勘案すると、今後なお一層厳しい財政運営を余儀なくするものと見込まれますが、箕輪町振興計画に掲げられたまちづくりを推進するため、行政経営計画をはじめとする人材育成基本方針、行政評価、目標管理及び人事考課など、各種制度の体系的な推進をすることにより、財政の健全化と施策の実施に積極的に取り組んでまいる考えであります。 次に、各特別会計について申し上げます。 議案第2号 箕輪町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。 国保財政安定運営のため、財源の確保と医療費の抑制に鋭意努めてまいりましたところでありますが、その結果事業勘定につきましては歳入の合計は17億8,341万2,000円、歳出の合計は17億5,418万6,000円となりました。 歳入は国民健康保険税で、前年度対比11.3%、国庫支出金が4.6%、療養給付費交付金が16.8%それぞれ増収となり、あわせて国保財政安定化のため一般会計から2,500万円を繰り入れたことなどにより、前年度対比1億1,483万6,000円、率にして6.9%の増収となりました。この国保税増収の要因は、税率改正によるものと、被保険者資格証明書を活用した未収金対策強化による滞納繰越分の増収によるものであります。 歳出は、対前年度比1億5,367万2,000円、率にして9.6%の増額でありまして、高齢者の増加、経済の低迷等、社会環境の変動を受けやすい国保制度の構造上の要因による加入者の増加と、疾病の変化により医療費が増加いたしました。こうした中、医療費適正化事業、保健事業の実施等により、医療費を抑制する努力、未収金対策、国保資格の適正化対策により、国保財政の安定運営を図ってまいりました。また、財政調整基金が少なく、国保財政の安定的運営を図るためには今後医療の抑制が課題となっております。被保険者数は4,423世帯、9,128人でありまして、前年度対比137世帯、220人の増となっております。 診療施設勘定につきましては、歳入総額は1億109万9,000円、歳出の総計は8,914万9,000円で、歳入歳出差引残高は1,194万5,000円となりました。今後も引き続き経費の節減、質の高い医療の提供を図ってまいります。 次に、議案第3号 平成16年度箕輪町
老人保健医療特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。 歳入の総額は18億3,398万7,000円、歳出の総額は18億3,388万5,000円で、歳入歳出差引残高は10万2,000円となりました。老人保健医療費の給付者数は3,348人で、前年度対比129人の減となりました。また、医療諸費の総額は18億1,251万3,000円となり、前年度と比べ5,643万1,000円の減額となり、1人当たりの医療費は57万5,000円でありました。 次に、議案第4号 平成16年度箕輪町
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。 歳入の総額は11億2,545万7,000円、歳出の総額は11億2,446万9,000円で、歳入歳出差引額は98万8,000円となりました。介護保険の被保険者数は5,258人で、前年度より115人の増、介護認定者も10%増の684人となり、被保険者に占める割合は13.0%になります。また、受給者数は延べ7,370人となり、給付費の総額は10億7,396万4,000円となりました。 次に、議案第5号 平成16年度箕輪町
農業集落排水処理施設特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。 歳入の総額は2億5,774万3,000円、歳出の総額は2億5,723万3,000円で、差引残高は51万円となりました。農業集落排水事業は、平成15年度から維持管理を主体とした事業を進めてまいりましたが、最初に供用をしました南小河内排水処理施設の機能強化を平成17年度事業で取り組むために、国庫補助金を受けて実施設計を行ったところでございます。 次に、議案第6号 平成16年度箕輪町
公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。 歳入の総額は10億3,199万3,000円、歳出の総額は9億9,551万2,000円で、歳入歳出差引残額は3,648万1,000円となりましたが、このうち管渠埋設工事にかかわる翌年度への繰り越すべき財源として繰越明許費繰越額が3,544万4,000円ありますので、実質収支額は103万7,000円となりました。平成16年度には特定環境保全公共下水道事業について北部処理区の認可申請を行い、114.3ヘクタールの認可を受けました。早期全町下水道の整備に向けて事業推進を進めてまいるところでございます。 最後に、議案第7号 平成16年度箕輪町水道事業会計決算認定について申し上げます。 収益的収支につきましては、消費税抜きで収益は4億9,652万5,000円、費用は4億7,109万2,000円で、差引2,543万3,000円の純利益とすることができました。基本収支につきましては、税込みで収入は1億2,800万5,000円、支出は2億5,457万9,000円で、差引1億2,657万4,000円の不足額を生じましたが、消費税資本的収支調整額、過年度損益勘定留保資金、当年度損益勘定留保資金で補てんすることができました。事業内容につきましては、町の皆さんに常に安全で安心して飲める良質な水の安定供給に努めているところであります。営業収支につきましては、水道料の伸びと、長野県上伊那広域用水企業団からの受水を100%にすることに努め、他の排水地の電気料金等の経費を節減し、下水道関連による配水管の布設替えと漏水調査で有収率の向上を図り、前段で申し上げましたような当年度の純利益を計上することができました。 以上、各会計決算の概要について申し上げましたが、細部につきましては永岡助役に、議案第7号 水道事業会計決算につきましては担当課長に説明をいたさせますので、よろしく御審議の上、御承認くださいますようお願い申し上げます。以上でございます。
○議長(上嶋貞一) 細部説明を求めます。永岡助役。
◎助役(永岡文武) それでは、平成16年度各会計決算のうち、議案第1号から6号までの細部説明を申し上げます。 各会計の決算とも歳入歳出決算書の計数概要及び実質収支に関する調書、財産に関する調書の概要をできるだけ提案説明と重複しない範囲で申し上げてまいりたいと思います。なお、歳入歳出決算事項別明細の内容や、別添付資料の平成16年度主要事業の執行状況等は、主要な施策等に関する実績報告にお示ししてございますので、内容の細部説明は省略をさせていただきます。 歳入歳出の決算計数は、各会計とも款及び項の範囲内で申し上げてまいります。また、歳入では収入済額、歳出では支出済額で申し上げますが、原則として1,000円単位で切捨てで申し上げてまいりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、議案第1号 平成16年度箕輪町一般会計歳入歳出決算書の説明を申し上げますので、2ページをお開きをいただきたいと思います。歳入から説明を申し上げます。 1款 町税全体の収入済額は、先ほど町長から申し上げたとおり30億9,342万8,869円ですが、これは前年度に比べて1億4,091万3,000円の増収となりまして、歳入構成比率は31.24%でございます。なお、歳入歳出決算構成割合の資料は、この決算書の108ページから109ページに総括表として記載してありますので、後ほど御覧をいただきたいと思います。町税のうち町民税は12億4,983万6,000円で、前年度に比べまして9,807万4,000円の増収でございます。この内訳は、個人町民税が8億7,854万9,000円で、23万円の減収、法人町民税は3億7,128万7,000円で、9,830万5,000円の増収になっております。固定資産税は16億14万5,000円で、前年度に比べて3,623万9,000円の増収となりました。軽自動車税は5,584万2,000円で、前年度に比べ234万9,000円の増収、町たばこ税は1億5,210万2,000円で、前年度対比で596万円の増収でございます。入湯税は3,550万円で、前年度に比べて171万円の減収となりました。町税全体の徴収率は約92.5%でありまして、前年度対比では0.2%収納率が低下をしております。参考でございますが、県平均では91.5%ですので、1%ほど町としては上にいっております。また不納欠損額欄にですね、2,198万5,178円というのがありますが、これは過年度収入未済町税の不納欠損処分を行ったもので、処分件数は全体で1,069件でございます。これは昨年度に比べて金額で約8.4倍、件数では約4.7倍と大幅に増えていますけれども、今年度収納対策室設置によりまして滞納分の整理が進みまして、処理を実施した結果によります。また、収入未済額欄の2億2,858万1,548円は町税の滞納額でございまして、前年度に比べて16万1,095円と、わずか増加をしております。この内容につきましては、この決算書の110ページに町税未納金調書及び町税不納欠損調書にお示ししてございますので、後ほど御覧をいただきたいと思います。 次に、2款の地方譲与税は所得譲与税、自動車重量譲与税、地方道路譲与税からなっておりまして、合わせて2億45万3,000円の収入済みとなり、前年度に比べて5,257万7,000円の増収となりました。 3款の利子割交付金は3,112万4,000円で、前年度対比では82万9,000円の増収となっております。 4款の配当割交付金は364万6,000円で、国の三位一体改革の税源移譲として新たに設けられた交付金でございまして、上場株式の配当所得は率で3%特別徴収され、そのうちの3分の2に相当する額を県税徴収分に対する割合に応じて配分をされるものでございます。 5款の株式譲与所得割交付金も424万8,000円ですが、4款と同じく新たに設けられたものでございます。これは源泉徴収口座における株式譲渡所得が3%で県に特別徴収をされまして、その3分の2に相当する額を県税徴収分に対する割合に応じて配当されるものでございます。 6款の地方消費税交付金は3億1,189万4,000円で、前年度に比べ3,153万9,000円の増収となりました。 8款の自動車取得税交付金は6,857万円で、前年度対比406万1,000円の増収でございます。 11款の地方特例交付金は、提案説明で先ほど町長から申し上げたとおり1億854万9,000円ですが、前年度対比1,020万9,000円の増収でございます。 12款の地方交付税も提案説明のとおり21億1,393万6,000円ですが、前年度対比1,045万9,000円の減収となりました。内訳は、普通交付税で19億2,093万4,000円、特別交付税で1億9,300万2,000円でございます。収入割合は21.35%となっております。 13款の交通安全対策特別交付金は408万4,000円で、前年度対比11万5,000円の増収でございます。 14款の分担金及び負担金は、2億6,324万8,000円で、590万6,000円の減収となりました。収入未済額欄の750万5,000円は保育料の滞納額でありまして、前年度対比で65万8,000円増えております。また、不納欠損額欄の148万2,000円も保育料の滞納分整理によるものでございます。この内容につきましては111ページの保育料未納金調書及び不納欠損調書に記載してございますので、後ほど御覧をいただきたいと思います。ちなみに平成16年度の不納欠損対象人数は9名でございます。また、未納対象人数は31名、今までの未納対象トータルの人数が58人ということになっております。 15款で使用料及び手数料は6,120万7,000円で、前年度対比141万7,000円の増収となりました。使用料の主なものは公営住宅使用料、道路橋梁使用料、文化センター事業使用料、また本年度から新設された町内巡回バスの使用料などであり、手数料の主なものは戸籍住民基本台帳等の手数料でございます。収入未済額欄に804万6,000円とございますが、これは住宅使用料と音声告知放送の滞納額でありまして、住宅使用料の未納は前年度と比べて87万9,000円の増となっています。この内容につきましても111ページの未納金調書でお示ししたとおりでございます。 16款の国庫支出金の収入済額は2億6,563万4,000円で、前年度比1億829万2,000円の減額となりました。このうち国庫負担金は1億9,233万円で、前年度比で5,395万2,000円の減収でございます。国庫補助金は6,184万9,000円で、5,261万9,000円の減収であります。委託金は1,145万5,000円で、171万9,000円の減収となりました。 17款で県支出金は2億3,457万6,000円の収入済ですが、前年度に比べまして1億1,808万6,000円の減収となっております。このうち負担金は7,288万5,000円で、2,819万2,000円の減収、県補助金は1億692万円で8,081万9,000円の減収、委託金は5,477万1,000円の収入済で907万5,000円の減収でございます。なお、県補助金の収入未済額欄に3,449万3,000円とございますが、これは17年度に繰り越して執行します林道災害復旧事業の繰越明許財源でざいます。 18款の財産収入は3,701万6,000円の収入済で、前年度対比2,508万3,000円の増収でございます。内容は、医師住宅あるいは警部交番土地貸付収入、教職員住宅、公園墓地永代貸付収入及び基金運用利子や、みのわ振興公社の株式配当、また旧第5分団屯所用地及び林道日影入線の不用土地の売却収入などが主なものでございます。 19款の寄附金の収入済額は235万6,000円で、これは遺志金その他指定寄附などでありまして、それぞれの御遺志に沿った事業の財源に充てられました。 20款の繰入金の収入済額は5億8,029万円で、前年度対比8,383万6,000円の増収となりました。歳入の構成比率は5.86%になっております。特別会計繰入金の2,448万円は、国民健康保険調整基金から311万1,000円、老人保健医療の特別会計から2,136万8,000円繰り入れられたものでございます。また、基金からの繰り入れにつきましては財政調整基金から1億9,000万円、減債基金から1億円、みのわ温泉関連施設整備基金から2,000万円、生涯学習まちづくり基金から2,560万円、中学生海外研修米山基金から200万円、土地開発基金から2億円を繰り入れまして、総額で5億3,760万円となっております。基金の決算状況はこの決算書の104ページ以降に記載してございますので、後ほど御覧をいただきたいと思います。なお、財産区からの繰入金1,820万9,000円は、財産区から一般会計に一たん繰り入れまして、当該の区に支出したものでございます。 21款の繰越金は前年度決算に伴う当年度への繰越金でございます。 22款の諸収入の収入済額は6億7,714万7,000円で、内訳は延滞金加算金及び過料で317万3,000円、預金利子は1万6,000円、貸付金元利収入は5億2,413万6,000円で、主な内容は勤労者の協調融資の貸付金が5,500万円、商工業振興資金貸付金元利収入は2億5,829万9,000円、福祉医療給付金貸付金元利収入は62万2,000円、道路改良用地先行取得貸付金元利収入は2億1,021万4,000円で、これは町道6号線用地の先行取得によるものでございます。受託事業収入は810万円で、この内訳は農林水産受託事業の土地改良施設維持管理適正化事業収入で450万円、教育費受託事業で、北田遺跡の発掘調査受託事業収入の360万円でございます。雑入の収入済額は1億4,172万1,000円で、内訳の主なものは保育園職員給食負担金、それから検診事業個人負担金、伊北環境行政組合への負担金、消防団員公務災害補償共済受入金、ごみ処理費用の有料化手数料、介護居宅サービス計画事業収入、みのわ振興公社納付金、それから学童クラブの負担金、地域新エネルギービジョン策定事業費補助金などでございます。収入未済額欄の238万7,995円は、そば加工施設土地使用料及び学童クラブ負担金の未納金でございます。 23款の町債の調定額は15億260万円ですが、このうち収入済額が13億6,780万円で、収入未済額は1億3,480万円となっております。収入済町債の内訳は一般公共事業債、一般単独事業債、義務教育施設整備事業債、財源対策債、減税補てん債、臨時財政対策債、福利厚生施設整備事業債等がその主なものでございます。次に、収入未済の地方債の内訳は、臨時経済対策事業債として、繰越明許事業に計上されている財源対策債で、町道6号線あるいは503号線及び災害復旧事業債でございます。なお、収入に占める町債の比率は13.81%となっています。一般会計の収入済額は99億345万9,763円となりまして、不納欠損額は2,346万7,318円、収入未済額の総額が4億1,581万4,663円となりました。収入未済のうち、町税の未納金調書あるいは不納欠損書、住宅使用料未納金調書、保育料未納金調書、音声告知放送未納金調書、学童クラブ負担金未納金調書、保育料不納欠損調書等は110ページから111ページにお示ししてございますので、御覧いただきたいと思います。予算現額に対する収入の割合の執行率は98.41%、調定額に対する執行率は95.75%となっております。 以上が一般会計の歳入決算概要でございます。 次に、歳出について細部説明を申し上げますので、5ページを御覧いただきたいと思います。 1款の議会費の支出済額は9,230万1,000円ですが、これは議員さん方の報酬あるいは議会だよりの発行など、議会経費に関する内容でございます。 2款の総務費は15億6,756万7,000円で、前年度に比べて2億8,152万9,000円の減額となりました。歳出全体に占める執行割合は、16.56%の構成比でございます。1項の総務管理費は13億3,538万2,000円となり、前年度に比べて2億8,360万5,000円の減額でございます。内訳は総務管理にかかわる人件費のほか、役場庁舎並びに財産管理費、役場全体の共通経費、交通安全対策費、上伊那広域連合への負担金、その他財政調整基金、減債基金への積み立てなどが主な支出でございます。2項の徴税費は1億4,721万3,000円で、前年度に比べて1,046万5,000円の増収となりましたが、町税過誤納還付金及び賦課徴収事務処理に関する人件費、固定資産評価替えに伴う鑑定委託料などが主なものでございます。3項の戸籍住民基本台帳費の5,026万4,000円は、窓口の諸証明発行等の事務処理経費でございます。4項の選挙費の1,911万5,000円につきましては、選挙管理にかかわる人件費及び参議院選挙に要した経費でございます。5項の統計調査費544万5,000円は、農業センサスはじめ、各種指定統計調査事務に要したものでございます。6項 監査委員費につきましては、特に申し上げる内容はございません。 3款の民生費は16億6,460万8,000円の支出でございますが、前年度に比べまして4,111万4,000円の減額となりまして、歳出執行割合は17.58%を占めております。1項の社会福祉費は7億186万3,000円で、前年度に比べて1億4,479万9,000円の減額となりました。内訳は町社会福祉協議会への補助金、上伊那社会福祉会への負担金、各種社会福祉事業委託費や介護保険制度の施行に伴う所要経費の繰出金をはじめ、高齢者並びに障害者の入所措置事業のほか、ホームヘルプサービス、デイサービス事業、医療費の給付等、各種福祉事業活動に要した経費でございます。2項の児童福祉費は9億6,274万5,000円で、前年度に比べまして1億368万6,000円の増額となりました。内容は児童手当費や未満児あるいは障害児等の保育所措置を含めまして、9保育園での保育事業の推進等、児童福祉の推進に要した経費でございます。なお、9保育園全体での年間延べ児童数は1万347人で、月平均の入所児童数が862人、うち長時間保育では4つの保育園で実施をしておりますが、延べ1,048人となっております。職員数につきましては正規で70人、臨時が65人の計135人で保育を運営をしております。 4款の衛生費は11億603万9,000円の支出済みで、前年度に比べて6,853万8,000円の増額となり、歳出執行割合は11.68%であります。1項 保健衛生費は6億7,599万7,000円で、前年度に比べて3,831万1,000円の増額でございます。支出の内訳は伊那中央行政組合の中央病院の建設事業費及び運営費の市町村負担金が9,541万8,000円、国民健康保険特別会計へですね、1億3,984万2,000円及び老人保健医療特別会計への繰出金等が主なものでございます。その他保健事業促進や環境衛生委託事業に要した経費でございます。2項の清掃費は4億3,004万1,000円ですが、前年度に比べて3,022万7,000円の増額となりました。内容は、ごみあるいはし尿収集委託事業、生活雑排水の汚泥の処理施設運営委託事業、生活排水のごみ類の分別収集、住民意識の啓発活動など、ごみ処理対策事業の経費をはじめとしまして、伊北環境行政組合、伊那中央行政組合、衛生管理センター、清掃センターの負担金が主なものでございます。 6款の農林水産事業費は4億8,085万8,000円の支出済みで、前年度に比べまして6,056万2,000円の減額となりました。歳出の執行割合は5.08%です。1項の農業費は4億4,763万3,000円の支出済みで、前年度に比べて3,867万1,000円の減額でございます。その内訳は、西部箕輪土地改良区への負担金及び補助金、畜産環境整備事業補助金、町の単独土地改良事業負担金、国営の造成施設管理体制促進事業補助金、水田事業推進事業費、あるいは農業集落排水処理施設特別会計への繰出金などが主なものでございます。2項の林業費は3,322万5,000円ですが、昨年比2,189万円の減額となりました。これは流域森林総合整備事業補助金、町の単独林道整備事業費、林道日影入線の改良事業費の負担金が主なものでございます。 7款の商工費につきましては6億8,094万7,000円の支出済みですが、昨年度対比で9,642万7,000円の増額となりました。歳出の執行割合は7.23%となっております。内訳は、町商工会を通じての各種商工振興事業補助金、負担金、また交付金、商工業振興資金貸付金、預託金、ながた荘自然公園用地の購入費、みのわ祭り事業費をはじめまして、信州かやの山荘あるいはながたの湯、ながた荘の現行施設整備事業の償還金などが主なものでございます。 8款の土木費は12億3,607万8,000円の支出済みですが、前年度対比で4億5,655万8,000円の増額となりました。歳出の執行割合は13.06%となっております。なお、翌年度への繰越額1億8,559万5,000円は、地方特定道路の町道6号線及び503号線の道路改良事業費、また町の単独道路整備事業費の繰越事業費でございます。1項の土木管理費の8,826万2,000円は、職員の人件費あるいは土木総務管理費に要した経費でございます。2項 道路橋梁費は8億3,478万2,000円で、道路舗装補修工事や、道路橋梁新設工事、また503号線の道路改修工事、6号線の整備事業に伴う公用地の購入費や、道路改修工事費が主なものでございます。4項の都市計画費は2億9,114万1,000円で、公共下水道事業特別会計への繰出金、国道バイパス関連整備事業や、都市緑地公園の維持管理に要したものでございます。5項の住宅費2,189万円は、町公営住宅施設の管理等に要した事業費でございます。 9款の消防費は3億4,130万7,000円の支出済みで、前年度対比472万3,000円の減額でございます。翌年度繰越額の666万7,000円は、防災計画の委託料でございます。支出済みの内訳は、常備消防費は伊那消防組合への負担金で、消防本部への負担金と箕輪消防署の管理運営に要した経費でございます。また非常備消防費の主なものは、消防団活動や地元消防団施設整備事業補助金あるいは消防団員報酬、分団交付金をはじめとしまして、施設整備事業費として第4分団屯所の建設工事、第5分団消防施設用地購入費、耐震防火水槽の新設、あるいは消火栓の新設また取替工事、あるいは災害対策費については、すまいの安全事業として耐震診断委託料等が主なものでございます。 10款の教育費は7億9,972万6,000円で、前年度対比では9,495万6,000円の減額となり、歳出構成比率では8.45%となっております。1項の教育総務費の1億5,880万1,000円は、教育委員会並びに事務局の運営及び教職員住宅の運営、維持管理並びに国際交流派遣委託に要した経費が主なものでございます。2項の小学校費は2億8,971万円で、北小学校の給食室の建替え及び教育現場の管理運営に要した経費でございます。3項の中学校費は1億1,776万5,000円の支出でございますが、語学指導の外国人講師費用をはじめとしまして、箕輪中学校の管理運営等に要した経費でございます。なお、平成16年、昨年の10月1日現在ですけれども、生徒数の状況は、小学校が58クラスで1,447人、中学校が22クラスで764人となっています。6項の社会教育費は1億8,328万7,000円の支出済みですが、内訳は文化センターの各種実施事業や維持管理費、公民館活動費、図書館事業費、青少年健全育成事業、子どもセンター、学童クラブの運営費、男女共同参画社会推進事業、文化財保護整備事業などに要した経費でございます。7項の保健体育費は5,016万1,000円の支出済みとなりまして、支出の主なものは町民体育館、社会体育館あるいは藤が丘体育館や、スイミングプール、また町内外のグランドなどの体育施設の運営並びに維持管理に要した経費でございます。 11款の災害復旧費は2,294万2,000円の収入済みとなりまして、前年度対比で1,562万5,000円の増となりました。翌年度繰越額欄の3,736万円は、昨年の23号台風に関する林道関係の災害復旧費の繰越明許でございます。支出の内訳の主なものは、1項の農林施設災害復旧費は農地、農業用施設及び林業災害復旧費の重機借上料などが主なものでございます。 12款の公債費は14億7,116万2,000円の支出済みとなりまして、前年度対比3億6,149万9,000円の増額となりました。支出済みの構成比は15.54%を占めております。償還内訳は長期債の借入償還金の元金で、12億4,616万1,000円を償還をいたしました。また、償還利子といたしまして2億2,500万1,000円を償還をしております。なお、長期債の平成16年度末の借入元金の現在高ですが、95億185万9,000円となっております。 14款の予備費からの支出はございません。 年度途中で11款1項 使用料及び賃借料へ76万9,000円、2項の需用費へ36万2,000円、同じく2項の使用料及び賃借料へ41万9,000円、合計で157万7,000円の充用がしてございます。したがって、一般会計歳出決算の概要は、歳出合計の予算現額に対する執行割合で94.08%となりました。 以上のとおり、平成16年度箕輪町一般会計歳入歳出決算の調整概要を申し上げましたが、前段で申し上げましたように歳入の収入済額で99億345万9,763円となりまして、歳出の支出済額で94億6,754万1,917円となり、差引残額は4億3,591万7,846円となりました。なお、歳出の翌年度への繰越額の総額が2億2,960万2,000円ですので、内訳は繰越明許費がこのうち2億2,295万5,000円、事故繰越が666万7,000円でございます。その繰越財源の内訳は町債で1億3,480万円、県支出金で3,449万3,000円、一般財源で6,033万円となっております。 それでは、実質収支の調書を御説明申し上げます。66ページをお開きをいただきたいと思います。 先ほども申し上げましたが、歳入総額は99億346万円、歳出総額は94億6,754万2,000円で、差引額は4億3,591万8,000円となりました。翌年度へ繰り越すべき財源の繰越明許費は6,033万円ですので、この財源を差し引いた実質収支額は3億7,558万8,000円でございます。なお、平成16年度の基金への繰り入れは行っておりませんので、歳入歳出差引額がそのまま翌年度への繰越金となりました。 次に、財産に関する調書の説明を申し上げます。68ページをお開きをいただきたいと思います。 公有財産のうち(1)のですね、土地及び建物の決算年度中の移動状況ですが、土地の項目で消防施設欄で2,022.59㎡の増がございますが、これは川原水防施設用地を土地開発基金からの購入分と、十沢の水防倉庫を県へ移管した分の差引きによるものでございます。次に公園の2,701.77㎡の増ですが、ながた自然公園を土地開発基金からの購入分と、保養センター土地分類を公園から保育所他に移動した差し引きによるものでございます。次の保育所他の施設の2万98.46㎡の増ですが、若草園駐車場及びながた保養センター土地を土地開発基金からの購入、先ほど説明しました公園からの分類変更、また面積の重計上その他計上漏れ等をですね、ここで修正をしたものでございます。次に原野にですね、1,236㎡の増がございますが、これは五斗山危険物処理場跡地をですね、山林から原野への分類誤り、それから山林の692万2,676.96㎡の増は、これは雑種地のこの同じ面積の下に減というのがありますが、この分類誤りにより修正したものでございます。次に、建物の木造教員住宅で59.62㎡の減は、木下住宅で14号ですが、取り壊しによるものでございます。建物非木造消防施設の94.87㎡の増は、第5分団屯所の新築分、それから公園の38.4㎡の増は、番場原公園の管理棟の増築したものが計上漏れになったものでございます。 次に69ページを御覧ください。(2)の山林ですが、土地の管理面積の増減はございません。立木の推定蓄積量で913.25m3の増加がございます。 次に(3)の有価証券は、一般会計指定金融機関の担保としまして、これは八十二銀行ですが、100万円、決算年度中の移動はございません。 (4)の出資による権利で、決算年度中の移動はございません。出資による権利の決算年度別の残高はですね、そこに13件で10億8,138万7,000円となっております。 次に、70ページ以降の物品の移動状況につきましては、特に説明は省略させていただきます。後ほど御覧いただきたいと思います。 次にですね、104ページの基金の移動状況を説明いたします。各基金の移動状況及び決算年度別の残高につきましては御覧いただくとおりでございますが、決算年度末の基金件数はですね、(9)までの9件で、基金の現金総額は17億9,484万8,000円でございます。 次に、108ページ、109ページは歳入歳出の総括表でございますが、主なところは先ほど説明しましたので、御覧いただきたいと思います。 次に、110ページは徴税の未納金調書と不納欠損書でございます。これも御覧をいただきたいと思います。 また、111ページは音声告知放送受信料未納金調書、保育料未納金調書及び保育料不納欠損調書、住宅使用料未納金調書、それから学童クラブ負担金未納金調書でございますが、いずれも計数につきましては先ほど申し上げたとおりです。説明は省かせていただきます。なお、その111ページの一番上のところにですね、そば加工施設・土地使用料未納金調書231万6,845円でございますが、これは17年度に入りまして現時点ではすでに入金済みとなっておりますので、報告をさせていただきます。 以上で議案第1号の細部説明を終わります。 続きまして、議案第2号 平成16年度箕輪町国民健康保険特別会計歳入歳出決算書の事業勘定から説明を申し上げます。114ページを御覧をいただきたいと思います。 1款の1項の国民健康保険税の収入済額は6億7,782万円で、前年度に比べまして6,856万円の増収となりました。徴収率は85.09%と、前年度対比ではコンマ14%の低下でございます。なお、不納欠損額は239件を処分しまして、176万6,447円で、前年度対比では件数で235件、金額で約168万4,000円と大幅に増加をしておりますけれども、一般会計でも申し上げましたが、滞納内容が一掃整理をされまして、処理が進んだ結果と言えます。また、収入未済額欄は1億1,699万6,567円と、前年度対比で1,153万1,000円ほど増となっておりますけれども、この内容につきましては136ページに決算資料として載せてありますので、後ほど御覧をいただきたいと思います。2款の使用料及び手数料、1項の手数料37万6,000円は、これは国民健康保険税の督促手数料でございます。3款の国庫支出金は5億2,816万2,000円の収入済額となりまして、前年度対比では2,328万7,000円の増収となっております。内訳は国庫負担金で4億3,921万6,000円、これは過年度分及び現年度分の療養給付費の負担金、高額共同事業の負担金でございます。国庫補助金8,894万6,000円は財政調整基金の交付金としまして、普通調整交付金及び特別調整交付金並びに特別対策補助金でございます。4款の県支出金は710万1,000円で、これは高額共同事業の県の負担金でございます。5款の療養給付費交付金3億3,746万9,000円は、現年度分及び過年度分の療養給付費交付金でございます。6款の共同事業交付金は2,355万5,000円でございます。7款の財産収入は、預金利息でございます。8款の繰入金は1億3,984万2,000円でございますが、この内訳の主なものは一般会計から職員給与費や出産育児一時金、保険基盤安定負担金、法定外繰入金、国保財政安定化支援事業などの繰り入れたものでございます。9款の繰越金6,806万2,000円は、前年度の決算の繰越財源を受けたものでございます。10款の諸収入101万6,000円は、1項の延滞金加算金及び過料で13万6,000円、3項の雑入は87万9,000円ですが、第3者行為による納付金及び一般被保険者あるいは退職被保険者等の返納金でございます。 以上が収入の主なものでございます。歳入合計は17億8,341万1,627円となりまして、調定額に対する収入率は93.71%となっております。 次に、115ページの歳出について申し上げます。 1款の総務費は5,993万5,000円の支出済みとなりました。1項の総務管理費5,474万7,000円は、人件費並びに事務費に要したものが主なものでございます。2項の徴税費は国民健康保険税の徴収事務に要した臨時雇用職員等の人件費が主なものでございます。3項の運営協議会費は、国民健康保険運営協議会の運営に要したものでございます。4項の趣旨普及費は2万9,000円ということになっております。5項の特別対策事業費280万9,000円は、これはレセプト点検等の医療費の適正化特別対策事業に要した経費でございます。2款の保険給付費は10億8,001万7,000円の支出済みで、前年度対比では1億901万4,000円の増額となっております。支出の主なものは1項の医療諸費の9億6,647万1,000円、これは一般被保険者及び退職被保険者等の療養給付費で、前年度対比で1億343万円の増となっております。2項の高額医療費の9,153万1,000円も同じく療養給付費でございます。4項の葬祭諸費は521万5,000円で、前年度対比ではわずか42万円ほど増額となっております。5項の出産育児諸費は1,680万円で、前年度に比べては240万円ほど増額となっております。3款の老人保健拠出金は3億6,315万円で、前年度対比では7,499万5,000円の減額となっております。4款の介護納付金は1億1,390万円で、前年度対比では2,863万8,000円の増額となりましたが、介護保険制度の運用に伴う国保会計からの負担分を支払基金へ納付したものでございます。5款 共同事業拠出金は御覧になってのとおり、6款も御覧いただくとおりでございます。7款の基金積立金は1億4,000円となっております。8款の公債費は支出がございません。9款の諸支出費は、償還金及び還付加算金でございます。10款の予備費につきましては、支出はございません。 以上が歳出の内訳でございますが、歳出合計は17億5,418万6,008円でございまして、収入済額に対する執行率は98.36%となりました。事項別明細につきましては、省かせていただきます。 次に、130ページの実質収支に関する調書を御覧をいただきたいと思いますが、実質収支額は2,922万6,000円となりまして、この額が来年度への繰越額になります。 次に、132ページの財産に関する調書の国民健康保険事業財政調整基金は記載のとおりでございますので、御覧をいただきたいと思います。 133ページの物品につきましては、移動がございません。次に136ページには国民健康保険税の未納金調書と不納欠損調書をお示ししてございますので、御覧をいただきたいと思います。 次に、137ページを御覧をいただきたいと思いますが、診療施設勘定でございますが、これは東部診療所にかかわる決算でございます。 歳入は、1款の診療収入で8,848万円で、外来収入及び診療収入でございます。前年度対比で75万円ほど増収となりました。診療件数も前年度に比べて115件、診療日数も300日ほど増となっております。2款の使用料及び手数料の手数料は14万5,000円ですが、診断書等の文書料でございます。3款の財産収入は、医師住宅の貸付金収入でございます。5款の繰越金は、決算年度に伴う繰越金でございます。前年度からの繰越金です。6款の諸収入は、予防注射等の謝礼金が主なものでございます。歳入合計は1億109万4,423円で、前年度に比べては139万5,000円の減収となりました。 続いて138ページの歳出でございますが、総務費の4,637万9,000円のうち1項の施設管理費は、人件費及び診療施設等の管理運営費でございます。2項の研修費は、医師が医療活動に関する研究や研修に要した経費でございます。2款の医業費3,674万7,000円は、医薬品及び衛生材料代でございます。3款の諸支出金はございません。7款の公債費600万2,000円は、診療所及び医師住宅の建設の借入金の元利償還金でございます。8款の予備費の支出はございません。 以上、歳出の合計が8,914万9,419円となりまして、歳入歳出の差引額は1,194万5,004円となりました。これが翌年度への繰越金となります。 以下、事項別明細及び145ページ以降の実質収支に関する調書につきましては、省略をさせていただきます。 続いて、148ページの財産に関する調書でございますが、公有財産のところをですね、御覧いただきたいと思いますが、土地建物とも今年度中の移動はございません。したがって、決算年度別の残高は土地が2,488.77㎡、建物が538.93㎡となっております。 それから、続いて149ページの物品の移動もございません。 以上で議案第2号についての説明を終わらせていただきます。
○議長(上嶋貞一) 会議の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。再開を午前11時といたします。 午前10時41分 休憩 午前11時00分 再開
○議長(上嶋貞一) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 細部説明を求めます。永岡助役。
◎助役(永岡文武) それでは、議案第3号の平成16年度箕輪町老人保健医療特別会計歳入歳出決算書の歳入から御説明を申し上げます。152ページをお開きをいただきたいと思います。 この会計は、一定割合に基づきまして支払基金、国庫並びに県、それに町の一般会計からの繰入金等を支出して医療費を支弁する仕組みになっております。 1款の1項 支払基金交付金は医療費交付金が主なものでございますが、11億3,008万4,000円で、前年度対比1億636万5,000円の減額となりました。2款の国庫支出金、1項 国庫負担金では4億6,126万6,000円、3款の県支出金、1項 県負担金は1億1,479万7,000円、4款の繰入金は1億2,774万6,000円、5款の繰越金は4万2,452円、6款の諸収入は雑入の5万円等が主なるものでございまして、収入総額は18億3,398万6,000円となりました。前年度対比では5,468万5,000円の減額となっております。 次に、153ページの歳出について御説明申し上げます。 2款の1項 医療諸費は18億1,251万3,000円の支出済みとなりまして、前年度対比では5,643万1,000円の減額となりました。また、高額医療費では1,268万円の支出済みとなりましたが、前年度対比76万6,000円の減額となっております。4款の諸支出金は2,137万1,000円で、内訳は一般会計への繰出金が主なものでございます。5款の予備費は支出がございません。歳出総額は18億3,388万4,000円となりまして、歳入歳出の差引では10万1,694円の残額となりました。この額が次年度への繰越金になります。 156ページからの事項別明細及び160ページの実質収支に関する調書につきましては、省略をさせていただきます。なお、この会計につきましては財産はございません。 次に、161ページをお開きをいただきたいと思います。議案第4号 平成16年度箕輪町介護保険特別会計歳入歳出決算書の内容説明を申し上げます。 介護保険制度の財源的な仕組みは、被保険者の保険料と給付費の約2分の1が国からの支出金、その2分の1が県からの支出金、残りの2分の1を町の一般会計から負担するという仕組みになっております。 歳入の1款 保険料は介護保険料で1億7,749万7,000円の収入となり、前年度対比では373万4,000円の増収となっております。不納欠損額は21万1,640円、収入未済額は176万5,030円となっておりますが、この内容は176ページに記載されておりますので、後ほど御覧をいただきたいと思います。3款の使用料及び手数料につきましては、3万8,000円の収入済みです。次に、4款の国庫支出金は2億8,851万2,000円の収入済みとなり、前年度対比2,105万6,000円の増収となりました。1項の国庫負担金は2億1,940万8,000円、同じく2項の補助金は6,910万4,000円でございます。5款の支払基金交付金は3億4,622万2,000円で、前年度対比3,009万5,000円の増収となりました。6款の県支出金は1億3,501万2,000円の収入済みとなりました。これは県の負担金でございます。10款の繰入金は1億7,804万7,000円の収入済みとなりまして、前年度対比では2,808万円の増収となりました。内訳は、1項で一般会計からの繰入金は1億7,535万7,000円でございます。2項の基金繰入金は介護保険給付準備金からの繰入金で269万円を繰り入れてございます。11款 繰越金の10万8,000円は、前年度の決算に伴う繰越金でございます。13款の諸収入及び16款の財産収入は、御覧になってのとおりでございます。 以上が歳入の概要でございますが、収入済額合計で11億2,545万7,000円となりました。 次に、163ページの歳出を説明をさせていただきます。 1款の総務費は3,931万6,000円の支出済みで、前年度対比で677万9,000円の減となっております。1項の総務管理費は2,491万8,000円で、これは人件費及び広域連合への負担金が主なものでございます。2項の徴収費は89万4,000円で、保険料等の賦課徴収に要した経費でございます。3項の介護認定審査会費は1,344万1,000円の支出済みでありますが、主事医の認定手数料、あるいは認定審査会の共同設置負担金として上伊那広域連合への支出したものでございます。4項の趣旨普及費、5項の計画策定委員会費につきましては、特に説明を省かせていただきます。2款の保険給付費は10億8,010万3,000円の支出済みとなりまして、前年度対比では1億169万3,000円の増額となりました。内訳は、1項の介護サービス等の諸費で10億6,218万5,000円となりまして、前年度対比1億125万7,000円の増額となっております。事業内容は、介護認定の要介護度1から5までに認定された方の居宅介護、特別居宅介護、施設介護あるいは居宅介護福祉用具の購入、また施設介護サービス給付、居宅介護のサービス計画給付、その他各種事業にかかわるサービス事業提供者への給付費が主なものでございます。2項の支援サービス等諸費は1,177万9,000円で、主な事業は介護度認定の要支援に認定された要介護者の居宅介護、その他の各種事業にかかわるサービス事業提供者への給付費が主なものでございます。3項 その他諸費、4項 高額介護サービス等諸費につきましては、特に申し上げる内容はございません。3款の財政安定化基金拠出金の106万7,000円は、県の基金へ支出したものでございます。6款の基金積立金396万9,000円は、介護保険給付準備金へ積み立てたものでございまして、決算年度末の基金の残高は1,298万4,000円となっております。内訳は175ページに記載してございます。財産に関する調書の基金欄を御覧いただきたいと思います。9款の諸支出金につきましては、特に申し上げる内容はございません。10款の予備費の支出はございませんので、支出済合計額は11億2,446万9,000円となりました。したがって、歳入歳出の差引額の98万8,000円が翌年度への繰越金となりました。 166ページ以降の事項別明細及び174ページの実質収支に関する調書につきましては、説明を省略させていただきます。 次の175ページの財産に関する調書につきましても、先ほど申し上げたとおりでございます。 176ページを御覧いただきます。決算資料の介護保険料未納金調書と不納欠損調書でございます。未納金の合計額は176万5,030円で、昨年度に比べまして50万2,700円の増額になりました。また、不納欠損額につきましては21万1,640円となっております。 以上で議案第4号についての説明を終わります。 次に、177ページを御覧をいただきたいと思います。議案第5号 平成16年度箕輪町農業集落排水処理施設特別会計歳入歳出決算書を説明をいたします。 次ページの178ページで、歳入の1款で分担金及び負担金で690万円の収入済みとなりまして、内訳は加入者の負担金でございます。2款の使用料及び手数料は6,069万5,000円の収入済みで、1項の使用料5,882万7,000円は施設利用者の使用料でございます。なお、収入未済額574万7,960円は、使用開始以来の使用料の滞納額でございます。前年度に比べまして108万7,000円余の増額となっております。この内訳につきましては、192ページの調書を御覧いただきたいと思います。2項の手数料186万7,000円は、督促手数料及び指定業者の申請手数料等でございます。4款の繰入金1億7,724万円は、一般会計からの繰入金でございまして、前年度対比414万円の増額となりました。5款の繰越金51万4,000円は、前年度の決算に伴う繰越金でございます。6款 諸収入は1,133万2,000円の収入済みで、主な内容は雑入の消費税の還付金でございます。収入総額は2億5,774万2,000円となりまして、前年度に比べて1,601万3,000円の増額となりました。 次に、179ページの歳出について申し上げます。 1款の農業集落排水事業費は6,915万1,000円の支出済額であり、前年度に比べまして627万1,000円の増となりました。1項の農業集落排水事業費は2,052万8,000円で、これは職員にかかわる費用及び管路埋設工事費が主なものでございます。2項の施設管理費は4,862万3,000円で、町内6つの排水処理施設等の運営管理費でございます。2款の公債費は1億8,808万円の支出で、長期債の元利償還金でありまして、前年度対比で974万5,000円の増額となりました。なお、長期債の平成16年度末借入金残高は44億3,158円でございます。3款の予備費の支出はございません。歳出合計は2億5,723万2,000円となりまして、差引50万9,899円の残額となり、翌年度への繰越財源となりました。 次の181ページからの事項別明細並びに186ページの実質収支に関する調書につきましては、省略をさせていただきます。 次に、187ページの財産に関する調書を説明いたします。188ページの(1)公有財産の土地及び建物の決算年度中の移動はございません。 次の189ページの物品につきましても年度中の移動はございません。 次に、192ページ排水処理施設使用料の未納金調書及び不納欠損につきましては、先ほど説明をさせていただきましたので、省かせていただきます。 以上で議案第5号の説明を終わります。 続いて、193ページ、議案第6号 平成16年度箕輪町公共下水道特別会計歳入歳出決算書の説明をいたします。194ページの歳入から申し上げます。 1款の分担金及び負担金の収入済額は1億7,278万4,000円で、賦課対象区域内の受益者の負担金収入でございます。前年度対比で5,913万3,000円の減額となりました。また、収入未済額は1億7,827万3,000円となっておりますが、受益者の未納金でございます。昨年度に比べて5万円の増となっております。この内容につきましては210ページの未納金調書にございますので、御覧いただきたいと思います。2款の使用料及び手数料は1億6,400万1,000円の収入済みとなりまして、前年度対比3,443万1,000円の増収となっております。1項 使用料は、施設利用者の使用料でございます。なお、収入未済額784万7,000円は、施設の供用開始以来の滞納額でございます。前年度対比では136万9,000円の増額となっております。この内容につきましては210ページに記載してありますので、後ほど御覧をいただきたいと思います。2項の手数料216万円は、指定工事人申請手数料や督促手数料でございます。3款の国庫支出金の1項 国庫補助金は1億6,390万3,000円の収入済みとなりまして、前年度比で9,781万2,000円の減額となりました。なお、収入未済額欄に7,300万円とありますが、国庫補助事業の17年度分への繰越分でございます。7款の繰入金は一般会計からの繰入金で2億5,916万円となり、前年度対比で6,010万円の増となりました。8款の繰越金は、前年度決算に伴う繰越金でございます。9款の諸収入は2,138万6,000円で、これは消費税の還付金でございます。10款の町債は2億4,990万円の収入済みとなっています。収入未済額として1億1,970万円ありますが、これも補助事業及び町の単独事業費起債の17年度への繰越分でございます。 以上、歳入総額は10億3,199万3,000円で、前年度対比4億7,495万5,000円の減額となりました。 次に、195ページの歳出について説明いたします。 1款の公共下水道事業費につきましては5億828万8,000円の支出済みとなりまして、前年度対比5億8,778万1,000円の減額となりました。なお、翌年度繰越額2億2,528万5,000円は、管渠建設費の繰越明許費でございます。1項 公共下水道建設費は3億9,558万9,000円で、事業の内訳は松島、また木下、一の宮、原町地域、帯無工業団地及び特環整備地域の沢地区、八乙女の地区の管渠埋設工事等が主なものでございます。2項 公共下水道施設管理費は1億1,269万9,000円となりましたが、浄水苑の施設並びに公共下水道事業の運営管理費等の事業費でございます。2款の公債費の4億8,722万3,000円は長期債の元利償還金でございまして、前年度対比では7,718万1,000円の増となりました。なお、公共下水道の長期債の16年度末借入元金の残高は75億2,577万159円でございます。また、特定環境保全公共下水道の長期債借入金残額は23億5,826万1,022円でありまして、公共下水道特別会計全体としての長期債借入元金の残額は98億8,403万8,181円となっております。5款の予備費は支出がございません。 以上の支出済合計額は9億9,551万1,000円となり、歳入歳出差引額は3,648万1,183円となりまして、翌年度への繰越額となりました。 197ページからの事項別明細並びに204ページの実質収支に関する調書につきましては、省略をさせていただきますので、後ほど御覧いただきたいと思います。 次に、205ページの財産に関する調書ですが、次の206ページの購入財産ではその他の施設で4.63㎡の増加がありますが、これは下水道管の布設に伴いまして松島日の出2組の地籍で片桐さん、床屋さんのところでですね、キョウデンの寮の用地を一部購入をしたものでございます。16年度中の建物の移動はございません。したがって、決算年度末の土地は2万5,778.51㎡、建物の延べ面積は非木造で2,142.29㎡となりました。 続いて、207ページの物品の移動はございません。 次に、210ページの負担金の未納金調書並びに使用料の未納金調書は、先ほど説明申し上げたとおりですので、省略させていただきます。 以上で議案第6号の説明を終わります。 大変雑ぱくですが、以上で議案第1号から6号までの説明を終わらせていただきます。
○議長(上嶋貞一) 建設水道課長。
◎建設水道課長(大槻長) それでは、議案第7号 平成16年度箕輪町水道事業会計決算認定について申し上げます。212ページをお願いをしたいと思います。それから主要事業の成果につきましては39ページに前年度対比等を書いてございますので、一緒に御覧をいただきたいと思います。 それでは、212ページをお願いをしたいと思いますが、最初に決算報告書の(1)の収益的収入及び支出でございます。 まず、収入でございますけれども、水道事業収益5億2,037万3,614円でございます。内訳につきましては営業収益が5億1,016万8,917円、営業外収益で1,020万4,697円でございます。 支出につきましては、水道事業費用で4億8,016万6,452円でございます。内訳は、営業費用で4億3,699万751円でございます。営業外費用で4,222万5,074円、特別損失といたしまして、95万627円でございます。なお、営業外費用の中で不用額が1,780万円ほどありますが、これにつきましては企業団からの受水の責任水量、100%に近づけるというような形の中で昨年度は受水率99.997%という形の中で、これによる電気料の減額等、原水及び浄水費の減額と、また人件費等総係費の減額ができまして、それが主な要因でございます。 次に、213ページの方をお願いをしたいと思います。 資本的収入及び支出でございますが、総額で1億2,800万5,320円であります。内訳は負担金6,670万5,320円で、企業債が6,130万円、また負担金につきましては主に消火栓の新設あるいは移設の負担金並びに下水道関連事業で行った上水道配水管等の布設替えの負担金でございます。 次に支出でありますが、資本的支出が2億5,457万9,775円でございます。内訳は、建設改良費で1億8,493万3,799円、企業債償還金が6,964万5,976円でございます。建設改良費の中で繰越額4,297万2,000円ございますが、これは下水道管管渠埋設工事の繰越工事に伴いまして、水道管布設替え工事の繰越工事4工区分でございまして、翌年度に繰り越して使用するものでございます。 欄外にございます資本的収入額が支出額に対し不足する額1億2,657万4,455円は、消費税資本的収支調整額、過年度損益勘定留保資金、当年度損益勘定留保資金で補てんをいたしました。 次に、214ページをお願いをしたいと思います。これは16年4月1日から17年3月31日までの計算でございます、損益計算書でございます。欄外にありますように、税抜きで計算してございます。 まず営業収益、トータルで4億8,634万82円でございます。内訳は給水収益、営業収益であります。次に営業費用につきまして4億2,792万600円でございまして、内訳は原水及び浄水費、資産減耗費まで含めましてトータルであります。収益から費用を差し引きまして、営業利益で5,841万9,482円でございました。営業外収益につきましては1,018万4,627円であります。その内訳は受取利息と雑収益でございます。また、右の(4)営業外費用でありますが、4.222万768円でございまして、支払利息と雑支出であります。営業外支出に対しまして3,203万6,144円の赤字となるわけでありますが、営業外利益との差引の差で2,638万3,338円の経常利益が出たわけでございます。特別利益はございません。また、特別損失につきましては過年度損益修正額95万627円でありますが、これは水道使用料の不能欠損分でございまして、19人の96件でございます。これにつきましては転出先の不明、また企業の倒産が3件でございます。当年度純利益2,543万2,711円でありますが、前年度の繰越利益剰余金31万1,120円がございますので、加えまして当年度の未処分利益剰余金が2,574万3,831円を計上することができました。 それから、215ページをお願いをしたいと思います。16年度の貸借対照表でありますが、これも3月31日現在を税抜きで計上してございます。資産の部で固定資産は合計50億8,238万6,327円でございまして、内訳は有形固定資産、土地建物、構築物ほかであります。次に、流動資産で合計5億3,407万7,621円であります。これは現金、預金、未収金、調度品であります。資産の合計が56億1,646万3,948円でございます。 次に、右の負債の部でございますけれども、流動負債、これは未払金でございまして、6,875万5,187円でございます。 次に、資本の部でありますけれども、資本金は自己資本金、借入資本金、これは企業債でございますけれども、合わせまして24億1,624万1,660円でございます。次に剰余金でございますが、資本剰余金は工事負担金、国庫補助金等で合計29億8,417万131円であります。工事負担金は消火栓の新設または移転等の負担金、また下水道等の上水道管の布設替え工事に伴う負担金でございます。次に、利益剰余金でありますけれども、減債積立金、改良積立金、当年度未処分利益剰余金でございまして、合計で1億4,729万6,970円でございます。剰余金の合計が31億3,146万7,101円で、資本の合計が55億4,770万8,761円でございます。負債資本の合計が56億1,646万3,948円となりまして、左の資産の部とバランスがとれているものでございます。 それから、216ページ以降につきましては、今まで説明を申し上げたところのそれぞれ細部を説明してございますので、省略をさせていただきまして、第7号の細部説明を終わらせていただきます。
○議長(上嶋貞一) 以上で議案第1号から議案第7号までの説明が終わりました。 これにつきましては町長の説明原稿の写しを資料として議会に提出するよう求めます。 ここで平成16年度各会計の決算審査の結果について、箕輪町監査委員からの報告を求めます。柴財埜監査委員。
◎監査委員(柴財埜) 報告に先立ちまして申し上げます。決算審査報告は、代表監査委員が行うべきところでございますが、平成16年度箕輪町各会計の決算審査は中坪前代表監査委員さんと私、柴が実施しましたので、山口代表監査委員に代わりまして柴が行います。よろしくお願いします。 平成16年度箕輪町の各会計の決算審査結果について、御報告申し上げます。 地方自治法の規定に基づき、町長から審査に付されました箕輪町一般会計をはじめ、国民健康保険特別会計、老人保健医療特別会計、介護保険特別会計、農業集落排水処理施設特別会計、公共下水道特別会計、地方公営企業法に基づく水道事業会計の決算について、提出されました歳入歳出決算書、事項別明細書、決算資料、証拠書類並びに事業実施報告書などの関係書類、さらに例月出納検査及び定期監査の結果と照合し、中坪前監査委員さんと共に審査を実施いたしました。 審査の結果につきましては、各会計とも担当者から説明を受け、審査を実施した範囲において、計数に誤りは認められず、関係書類も整備されていることを確認しました。 主な施行事業につきましては、実施した現場の11カ所を抽出し、現地につき担当者から説明を受け審査を実施し、実績の成果を確認しました。全体的な審査の内容につきましては、意見書にその概要を記載しましたので、御覧いただきたいと思います。 まず、平成16年度一般会計の決算につきましては、歳入総額は99億345万9,763円、歳出総額では94億6,754万1,917円で、差し引き4億3,591万7,846円の残額を生じております。このうち繰越明許費、事故繰越の財源で翌年度に繰り越される分が6,032万9,500円でありますので、実質収支額は3億7,558万8,346円であります。共に繰越金として処理されています。財政状況の厳しい中で、景気変動に対応した町税等の把握や、振興計画による適正な財政計画を基に効率のよい財政運営を行ってきた結果と認められました。 一般会計の歳入につきましては、町税は30億9,342万8,869円で、歳入総額の31.2%を占め、前年度に比べ4.8%、約1億4,000万円の増額となっています。翌年度への繰り越される滞納額が2億2,858万1,548円と、前年度よりも16万1,095円の増加となっております。税負担の公平の原則、自主財源の確保からも今後ともこの整理に一層の努力を望むものであります。 また、平成16年における起債の総額は13億4,800万円で、歳入の13.8%を占めております。前年度に比較して3億9,250万円の増であります。主なるものは一般単独臨時地方道路整備事業債、臨時財政対策債等であります。一般会計における公債比率は16.0%で、前年度に比較して0.5%ほど減少しております。歳入についての詳細は、決算審査の意見書を御覧いただきたいと思います。 次に、一般会計の歳出につきましては、予算総額が100億6,372万2,000円に対して、支出済額94億6,754万1,917円、執行率94.1%で、翌年度繰越額2億2,962万2,500円を加えると96.4%となり、不用額は3億6,655万7,583円で、良好な執行がなされたものと認められました。詳細については意見書に記載してありますので、省略させていただきます。 次に特別会計について、その概要を申し上げます。 国民健康保険特別会計の事業勘定につきましては、歳入総額は17億8,341万1,627円、歳出総額は17億5,418万6,008円で、2,922万5,619円の残額が生じましたが、滞納額が1億1,699万6,567円で、年々増加の傾向にあります。この解消には一層の努力を望むものであります。 国民健康保険施設勘定につきましては、平成16年度における東部診療所の総患者数は9,463人となり、歳入総額は1億109万4,423円、歳出総額は8,914万9,419円で、1,194万5,004円の残額が生じました。今後とも地域医療の拡充に果たす役割を期待するものであります。 老人保健医療特別会計につきましては、歳入総額は18億3,398万6,612円、歳出総額は18億3,388万4,918円であり、10万1,694円の残額が生じました。高齢化が進む中、受給者数は全人口比12.7%に及び、利用諸費も5,643万839円の増額となっております。医療諸費の増加は今後避けられないと思われますので、一層の保健活動が望まれるところであります。 介護保険特別会計につきましては、歳入総額11億2,545万7,210円、歳出総額11億2,446万9,060円であり、98万8,150円の残額を生じましたが、一般会計から繰入金が1億7,535万7,123円あります。 農業集落排水処理施設特別会計につきましては、歳入総額は2億5,774万2,837円、歳出総額は2億5,723万2,938円であり、50万9,899円の残額が生じましたが、一般会計からの繰入金が1億7,724万円あります。今後は施設の維持管理を主体とした事業を実施していくことになるので、独立採算性を基本に施設使用料の未納整理に一層の努力をし、健全な財政運営に努めるよう希望します。 公共下水道特別会計につきましては、歳入総額は10億3,199万3,169円、歳出総額は9億9,551万1,986円であり、3,648万1,183円の残額が生じましたが、翌年度へ繰り越すべき財源3,544万4,350円があるので、実質収支額は103万7,683円であり、一般会計からの繰入金が2億5,916万円あります。また、下水道事業負担金及び使用料の未納整理につきましては、一層の努力を望むものであります。 なお、地方自治法第241条第5項の規定による基金の運用でございますが、管理の状況は適切であると認められました。 次に、水道事業会計の決算審査について申し上げます。 経営成績につきましては、総収益は4億9,643万4,170円に対し、総費用は4億6,946万4,235円で、差し引き2,696万9,935円の単年度純利益となりました。 資本的支出につきましては、収入が1億2,800万5,320円、支出2億5,457万9,775円で、1億2,657万4,455円の不足となりましたが、消費税資本的収支調整額、過年度損益勘定留保資金、当年度損益勘定留保資金で補てんしてあります。詳細は意見書に記載してありますので省略いたしますが、年々公共下水道関連事業と第5次拡張事業が計画されているところであり、減価償却費用がますます増加することが見込まれます。こうした事態を受けて、水道使用料の確実な収納確保と下水道整備事業の進捗にあわせた使用水量の増加等を勘案する中で、水道事業のなお一層の健全な経営を望むものであります。 以上、平成16年度の一般会計、特別会計、水道事業会計について決算審査の結果と所見を述べさせていただきました。行財政運営を取り巻く環境は厳しいものがありますが、引き続き自主財源の確保と後年度負担に依存する財源とのバランスに配慮しつつ、行政需要を厳選した町政運営を希望するものであります。また、公務における会計責任と事務事業の重要性を認識し、変化に対応した住民福祉の増進に努めることを望むものであります。 以上申し上げまして、私の報告といたします。